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誰もが羨む一等地の住宅はタダで住めるのか?
タダで住む方法とは?
今、住宅の購入を考えている20代、30代の方へ
住宅を先に購入した先輩として伝えたい事があります。
まだこれから住宅を購入するという若年夫婦に呼んでもらいたい記事です。
それは何か?
都心の一等地のマンションにタダで住む方法があります。
ちょっとこのタイトルは自分でつけててもまずいよな~って思っちゃいました。(汗)
「釣りじゃね~?」って思われた人は釣りなので直帰してください(笑)
しかし、このタイトルはウソでもホントでもある話で、「結果的に….」ではありますが
購入時期によってはタダで住めることは十分に可能性があります。
その方法とは
『都心の1等地の値下がりしない駅前不動産を買う』という事で
都心の一等地、仮に、渋谷や表参道の駅前のマンションを買っておけば大幅な価格下落の可能性は少なくてより 買値に近い価格での売却が可能である という事です。
別に都心の一等地とは限らないのですが、準都心エリアでも駅直結マンションとか再開発エリアだとかショッピングモール至近などなど、将来的に「値上がりする要素のある地区の不動産を買っておけ」という話です。
もし、都心の一等地の1億のマンションを買ったとして10年後に1億1千万で売却出来れば「タダで住めました。」以上に、「そこに住んでたら1千万得しちゃった!」
ってなりますよね?
※実際には購入時の諸経費や借入金の利息、管理費、修繕積立金などがあり、色々なケースがあるので一概には言えません。
しかし、普通の人が買いそうな物件で
都心から電車で60分のベッドタウンの駅から徒歩20分の庭付き一戸建てを4千万で購入したとして同じ10年後の売却可能額はいいとこ3,000万位ではないでしょうか?
前者は1千万の利益のうち管理諸経費など差っ引いて+-0円で住むことが出来ましたが、後者は1,000万円の損失と考えられます。
なにが言いたいかと言うと、高いお金を払って買った不動産の値下がり幅は小さく、安い価格で買った不動産の値下がり幅は大きい言う事です。
これは希少価値の問題でより希少性が高ければ高いほど値下がりせず(むしろ値上がりも期待できる)希少価値のないものは供給も十分にあるため大幅に値下がりしてしまいます。
富裕層がフェラーリを買う理由
ここに富裕層が富裕層たる秘密が隠されています。
お金があるからいい場所の不動産を買える
いい場所を買えるから価格が下がらずにより富裕層になる
フェラーリを例に挙げてみます。
フェラーリを買う人って大抵お金持ちですよね?富裕層がフェラーリを買うのは車が好きだという事もあるのですが、中古になっても価格が下がらない、むしろ値上がりするらしいのです。という事はフェラーリを乗り回していても飽きたら売却したとしても買った金額以上に回収出来てしまいます。
もし、ホンダ フィットを買っていたとしたらどうでしょう?何十万もマイナスですよね?
もうひとつバイオリンを例に挙げます。
ストラディバリウスって聞いたことがあると思います。
よくお正月に芸能人の格付けでGACKT(ガクト)が聞き分けたりするアレです。
そのお値段8,000万以上するみたいですが、
「非常に歴史があり今後生産されることもない為に価格はうなぎのぼりに上がるだけ」
「マンション買うよりよっぽどいいわよ」って高嶋ちさ子さんがテレビで言ってました。
一般的な住宅購入時の思考回路
と、読者さんに怒られてしまいましたが、
いざ住宅の購入をする時は、皆さん
・年収がいくらで
・月の支払いがいくらで
・借り入れはこれくらいだから
・自分の買える物件はこのくらい
って決めちゃうんですよね~
そうすると購入出来るのが都心から60分で駅徒歩20分の3980万円でしたって事になるんです。
すると前段の話で、生活環境の変わる22年後(木造建物の法定耐用年数)には建物の価値はないから土地値で半額の2000万円でしたら売れますよって話になるのが落ちなんです。
で、なんでこんな話をしているかって言うと私がまさにこれでして、現実にたった今、気が付いたのでこの記事を書いています。(アホだね~)
多額のローンを借りて買うという事
不動産って普段の生活費より桁違いの価格ですよね?
キャッシュで不動産を購入出来る人はどのくらいいるのでしょうか?
4,000万円といっても普通は頭金を入れて残りは住宅ローンを組みます。
頭金1千万を入れたいといっても20代30代じゃ大半の人は持ってないですよね?
なので頭金400万~200万くらいが多いのではないでしょうか?そして不動産屋の提携している銀行で無理矢理多額のローンを組んでしまいます。人様にお借りして高い家を買ってしまうんです。
これってある意味非常に怖い事です。
だって、将来払えるかもわからない3600万(頭金を抜いた)をポンッと借りてしまうんですからね!
これって不動産屋の営業トークでこの言葉に誤魔化されちゃう人は多いんですよね~
本当は
・住宅購入時の諸経費や固定資産税・引越し費用なども含めた月々の支払を調べないと本当の比較はできません。
・家賃はもったいないかもしれないが、購入してしまうと容易には引っ越せないし、税金も払わなければいけなくなるし、家の修繕もしながら生活していかなければいけません。築10年位からは色んな修繕場所が出てきます。
・住宅は資産ではありません。負債です。
負債の理由はこちらです↓
確かに今の低金利時代は借りても取られる利息は少ないので借り得ではありますので
どうせ購入するのなら値下がり要因の少ない場所を購入することをおすすめします。
やっとこの歳で気が付きました!(笑)
なので、これから住宅を買おうと検討している世代の人に伝えたいことは、
将来ずーと、今と同じ金額が貰えるかわからない給与を当てにして、
大きな借り入れは背負わない方が安全です。
尚且つ、自分が買える不動産はこれしかないから買うという発想は危ないですね。
無理な借り入れ金は当然に月の支払額も上がり、毎日の生活がキツキツの状態では
家庭内は殺伐として景気後退により給与が下がるか、勤め先が倒産なんてことになった場合
転職しようにも景気悪化で出来ず、フリーターになり稼げなくなり社会保障もなくなり
自宅は競売にかけられ
無一文になってしまい自己破産者が沢山出てきます。
実は一時前のそんな不動産低迷期な時代に、るーく一家は家を買ったにもかかわらず、
購入した場所の違いで同じ時期に買った人との差が出ています。
よって、いくら景気が悪く不動産を安く買ったからと言っても資産価値のある
場所を買った知り合い一家と、るくるく一家ではかかった住居費に数千万もの違いが出てきてしまいます。
だからもしあなたがマイホームを買うのだったら20年後も後悔しない場所を買う事を
おすすめします。
売るに売れない不動産
今後懸念されていることは、なんといっても日本国民の人口の減少です。
日本は逆ピラミッド型の人口年齢構成で出産率の低迷により若年層の人口が特に少なくなっています。
そして、数年すると、団塊の世代が後期高齢者になり、団塊の世代が住んでいるのは都心から離れた駅からバス便のベットタウンが多いそうです。うちの近隣にも団地と呼ばれるエレベーターがない物件に住んでいるのは高齢者ばかりです。
その子供たちは団塊ジュニア世代と呼ばれ年齢的にも既に住まいを持っていると考えられます。団塊ジュニア世代が親の住宅を相続したとしても交通不便な古い団地に移り住む可能性は低いでしょう。よって近い将来には大量の団塊世代の持つ不動産が市場に放出されるのでは?と見られています。
仮に一人っ子同士の男女が結婚したとして、両方の親とも自宅を所有している場合、自分達が新居を構えた場合で、
もしも両方の親が他界した時にその男女は3つも不動産を持つことになります。その不動産が好立地であれば貸したり売却したりも容易に出来るかもしれませんがそうでない場合には固定資産税と修繕費のかかる負動産をかかえることになります。
うちの近所ではお年寄りが長年住んだ家を離れ子供の家で面倒を見てもらう為に引っ越してしまって空き家になっていたり、駅から遠いと不便なので駅近くに引っ越す為に住まいを売却するお年寄りが増えています。(1年位売れ残っています。)
2022年問題とは
また、2022年問題と呼ばれる生産緑地法の改正により東京ドームの約2200個分の不動産が一気に市場に出てくる問題も指摘されています。
これは農家を継続することを条件に、所有する土地が生産緑地に指定されると固定資産税が安くなり相続税の納税を猶予されるという条件の期限が2022年に訪れて、農家はその更新を迫られるというものです。
人口減少もありますが農家の跡継ぎになる人材も少ないためにその土地が一気に市場に流れるだろうというのが大半の見方です。
2022年と言えば、東京オリンピックの2年後ですね。東京オリンピックと言えば
選手村が東京オリンピック終了後に分譲マンションとして売却されるそうです。
その約5650戸。
この数字のインパクトは一部地域における分譲戸数としては
過去最大級らしくこれまでの周辺相場を変貌させる要因になると見られています。
まとめ
このように人口減少エリアにおける不動産価格にはいい話があまりなく、逆に
人口集中、利便性や希少性の高い不動産はいつの時代もその価値を維持し続け
リーマンショックなどがない限りは価格の安定が見込まれますので、
住宅の購入予定者は是非一度検討することをおすすめします。
「そんな事言ったって駅前なんか高くて買えないよ~」という方は、本当に本当に良く検討して20年後に後悔しない物件の選択をしてもらいたいと思います。
おしまい!